H/K AGES
2000/10/07〜2000/10/08 鳥取市末広町 3周年記念LIVE
前日まで、倉吉に出張していた俺は、大地震の被害も無く、京都に帰り、再び鳥取へ向かった。
3年前の10/11に、H/K AGESが友人の披露宴の次の日に初LIVEをやってから、体育の日の前後の連休に鳥取で結成記念LIVEをすることに、なっていたためである。
ほんとうは、島根まで行こうかと考えたが、前日の大地震によって、米子道は一部不通、他の一般道の様子もわからなかった。
それに、前日までの肉体労働で疲れきっていたことも、島根行きをあきらめた理由である。
天気予報が雨だったので、松江ではできないとか、理由は色々あるのだが。。。
K-ageは、7時過ぎに大田を出たため、鳥取へ着くのは11時くらいだという。
体調が良くないので、ゆっくりと鳥取へ向かう。21時頃に鳥取へ着き、いつものところにZを置き、酒屋でビールとウイスキーを買い、おばちゃんと話した後、末広町から、弥生町に向けて歩く。。。
人通りはあまりなく、前のように、また文句を言われそうな雰囲気もあった。
さらに人通りは少なくなるが、一度やってみたかった、末広町の交差点のところで、陣を取った。
体調が良くないので、声があまりでない。。。喉も痛い。。。
しかし、独りで唄ってると、だんだんと気持ち良くなってきた。
声がいい感じに響いて、通行人も少ないので、自分の世界にはいれる。
そうやって、唄っているうちに、11時が過ぎ、K-ageが到着した。
しかし、K-ageは、ギターも楽譜も持ってきていない。。。
おまけに、俺のビターと楽譜を取り上げ、歌ってやがる。
長渕好きなおっちゃん達がつき、独り舞台だ。。。
一本のギターで交互に歌う。
その後、その3年前に結婚した友人も少しだけ顔を出し、ビールの挿し入れがあったり、他にも一曲だけきいて、きちんと、こまかく折り曲げられた
千円冊をいれてくれる人もいた。
K-ageの、へんな尾崎豊で、尾崎をリクエストしたカップルが帰っていったり。。。
声が出ないなりに、なかなか、気持ち良いし、人も集まってくれる。
やはり、、、酔っ払いが多い。。。
「俺もギターが弾きたかった。」「キースリチャードになりたかった!!」「ストーンズになりたかった」と連発し、K-ageのは、評価するが、俺のはむちゃくちゃ下手だという44歳くらいのおっちゃんが、ずっといた。。。
やたらと、自分の人生を悲観し、酔いつぶれ、俺にはできなかった。。。と後悔ばかりしている。
「君たちがうらやましい」って、べつに、どう思われようが、自分でやればいいじゃん。
年齢とか、関係無いし、できないできないって、いって、酒におぼれているのは
、みっともないよ。。。
その男は、路上に大の字になって、「誰か俺を殺せぇー。殺してくれー」と叫んでいた。
歌を唄っては、ぐちを聞き、強くなれよと唄っては文句をきき。。。
そんな時間が、けっこう続いた。
借金しまくってるという、その男に、そんなに、死にたいとか、お金なんてどうでもいいっていうなら、俺達にぱっとつかってというと、飲みに行くことになった。。。
しかも、その前に、アコムでお金をだしていた。。。
借金が多いのは本当のようだ。。。。始めてアコムのキャッシング機を見たが、慣れた手つきで、銀行の口座から引き出すように金を出していた。
そのお金で、小さな居酒屋に行った。おばちゃんがやってるカウンターだけの店で、おでんをすこしと、ビールを飲んだ。
最初は、その男と話していたが、隣にいる33歳の男性も話を聞いてきた。
自分でスナックかバーかなにかをしているみたいだが、音楽がすごく好きらしい。
音楽の話で盛りあがり、その人にもビールをおこってもらった。
自暴自棄の男が先に帰るというので、店の外まで送っていき、先程の人がいっしょに飲みたいというので、少し、そこで飲んで、馴染みらしい、スナックにいった。
そこは暗い照明と、壁際に置いてある何本ものギターが印象的で、マスターがかなり、好きだそうだ。
私の持っているのと同じようなプロマーチンや、Takamineのこぶりなギターもあった。
かなりするらしい。。。
「演奏してくれ」と頼まれたので、店の雰囲気から、「ダンスホール」を唄い、その後、K-ageが、そこにおいてあるTakamineを借り、演奏した後、リクエストがあったので「15の夜」をやって、気分の言い時間をすごした。
ウイスキーを飲み、しばし談笑した後、別れを惜しみながら、Zまで帰り寝た。。。
H/K AGES
HIRO.F'S Room